中国史小説のおすすめを紹介し合おう

中国史小説のおすすめを紹介し合おう

2016年12月25日


1: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)20:08:55 ID:wuK
日本の作家に限る ほんとにちょっとだけっていうのと、三国志とか水滸伝とか有名なのはない
お前らのおすすめも教えてくれると嬉しい

2: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)20:09:47 ID:wuK
時代の古い順から紹介する

 

3: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)20:11:13 ID:wuK
宮城谷昌光『草原の風』中公文庫
後漢の光武帝(劉秀 紀元前6年~紀元後57年)の戦いを描いた小説。
劉秀自身がおとなしい性格だったこともあって、この小説も わりと静かに進んでいく。
郭皇后が登場しないなどちょっと物足りない部分もある。

 

4: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)20:13:16 ID:wuK
需要ないかな?
まあいいや
 
田中芳樹『奔流』祥伝社文庫
南北朝時代の南朝、梁が舞台。
作者いわく「魔術としか思えない」戦歴の武将、 陳慶之(484年~539年)を主人公とした作品。
主人公はヤン・ウェンリーとキャラが多少かぶるので 銀英伝ファンは読みやすいかも。
敵武将たち(楊大眼など)が魅力的なのも良い。

 

5: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)20:17:06 ID:wuK
田中芳樹『蘭陵王』文春文庫
日本でも名前が知られる蘭陵王こと高長恭(541年~573年)の活躍と死を描く。
田中芳樹は説教臭い文章を書く人だが、この作品では抑えめで オリジナルキャラの挿入の仕方も上手い。
綺麗にまとまっている一作。
ただし史実の宮廷闘争がかなり複雑なのが難点。

 

6: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)20:19:55 ID:3ad
柘植久慶 逆激三国志(C・NOVELS)
蜀の中原制覇・曹操の天下統一・呉の覇権 いつもの様にセックスしてタイムスリップするわ
劉備玄徳はダメおやじだわ
特に魏国篇の「曹操の天下統一」は 梅干一つで話をまとめ上げる豪腕にビビる

 

7: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)20:20:43 ID:wuK
>>6
おーサンクス
三国志あんまり詳しくないからおすすめ嬉しい

 

8: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)20:20:50 ID:wuK
井上靖『楊貴妃伝』講談社文庫
絶世の美女・楊貴妃として有名な楊玉環(719年~756年)の半生を描く。
唐の玄宗皇帝の寵愛を受けるが、非業の死を遂げる楊貴妃を 独特の乾いた文章で描写する。
楊貴妃と玄宗皇帝の物語も面白いが、宦官の高力士、楊貴妃の姉妹の?国夫人、 楊貴妃の親戚の楊国忠、謀反を起こす安禄山などの脇役の描写も興味深い。
好きな本だが、新品が出回っていないらしく、今は中古でしか入手不可。

 

9: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)20:24:26 ID:wuK
北方謙三『楊家将』PHP文庫
中国で有名な小説『楊家将演義』を北方謙三が翻案(重要)した作品。
あくまで翻案で、特に女性陣の活躍はバッサリ削られているので
本当の楊家将演義が読みたい人は最近日本でも出版された完訳版を読むとよい。
でもこれはこれで面白く、特に騎馬戦の描写は見るべきものアリ。
北方謙三はこの他にもたくさん中国ものを書いてるが オリジナル小説の趣が強いものもある。

 

10: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)20:27:34 ID:wuK
井上祐美子『公主帰還』講談社文庫
主に北宋や南宋の時代を舞台とした短編集。
舞台や題材は様々だが、特に最後に収録されている『涅(すみ)』は 北宋の武将である狄青(1008年~1057年)を題材にしていて 珠玉の出来なので是非読んで欲しい。
この作者は中国ものをよく書いてるんだけど、作品が少なくて あまり売っていないので入手に苦労する。

 

11: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)20:31:01 ID:wuK
田中芳樹『紅塵』祥伝社ノン・ポシェット
異民族の侵攻に悩まされ続けた南宋の時代に活躍した 「抗金の名将」韓世忠の息子、韓子温を主人公とした小説。
だが実際の主人公は岳飛・韓世忠・梁紅玉らと言ってよく、 頻繁に回想が入るためすこし読みにくい。

 

12: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)20:32:25 ID:wok
やっぱ中国史小説だと田中芳樹が多く入るか
俺は銀英伝とアルスラーンでしか知らないけど読んでみるかな

 

14: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)20:33:41 ID:wuK
>>12
そうだねえ
アルスラーンは読んだことないから知らんけど、 中国系小説の田中芳樹は変に思想も入れてこないし
わりと読みやすいと思うよ 説教臭いけど

 

13: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)20:33:22 ID:cic
歴史小説って難しそう

 

15: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)20:34:23 ID:wuK
>>13
慣れちゃえばそうでもないけど、辞書とかで わからん単語を調べまくる気概が要るとは思う

 

16: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)20:35:19 ID:Ob0
宮城谷昌光の作品の題材はどれも興味あるんだけども
文章がどうしても苦手で読めなくて悲しい

 

18: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)20:38:15 ID:wuK
田中芳樹『海嘯』中央公論新社 C・NOVELS BIBLIOTHEQUE
南宋滅亡の戦いである「涯山の戦い」を中心として描いた作品。
忠臣であろうとする者、忠臣になりきれない者、さまざまな武将・士大夫たちの 生き様が交錯しているが、ちょっと物足りない部分もあるかも。
余談だが田中芳樹はこの時代が好きっぽい。

 

19: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)20:39:29 ID:Ob0
淡々としてるというか、独特だよね
司馬遼太郎の歴史小説は好きなんだが中国ものは「項羽と劉邦」しか書いてないし
それ読んだけど劉邦に魅力が感じられなくて挫折してしまった

 

20: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)20:41:23 ID:wuK
>>19
項羽と劉邦、有名な作品なのに俺読んでないや…
なんか三国志とか水滸伝とかもそうなんだけど、 有名だと「有名なのは後でいいや」って心理が働いて 後回し→結局読まない、みたいになる
司馬遼太郎は別に嫌いじゃないんだけど

 

63: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)22:50:11 ID:rB2
>>19
司馬遼太郎最後の小説『韃靼疾風録』は中国もの
明が倒れて清が興る過程を史実に合わせて書いていて、その観察者として架空の日本人主人公を配置してる
長崎・平戸に住む主人公がそこに漂着した女真族の娘を故郷に送り届ける冒険活劇的な展開で書かれてる
概観でこの時代の流れを小説で読めるのはほとんど無いと思うからおすすめ

 

21: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)20:43:15 ID:wuK
井上靖『蒼き狼』新潮文庫
中国じゃなくてモンゴルだけど…
チンギス・ハーンこと鉄木真(テムジン 1162年~1227年)の 戦いの生涯を描いた小説。
自分の出自に疑問を抱く主人公が、なぜモンゴルを統一し 戦い続けたのかを淡々と描写する。
井上靖は文章が乾いているので好き嫌いが別れるかも(俺はかなり好き)

 

22: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)20:43:40 ID:Ob0
浅田次郎「蒼穹の昴」
清朝末期の時代が舞台
極貧の身から占いを信じて成り上がる主人公、生き別れた妹、 落ちこぼれから科挙トップを果たした青年、西太后と皇帝、李鴻章などなど 架空と実在の人物が入り乱れて展開する大河物語
宮殿や街や科挙試験の様子が、まるで見て来たかのように活写されていて キャラの描写も魅力的 熱く感動して、生きることや幸せになることについて考えさせられる
それを手にした者が天下を得るという宝石「龍玉」を巡るシリーズの第一作

 

23: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)20:44:33 ID:wuK
>>22
蒼穹の昴、これから紹介しようと思ってたぜ
面白いよな!
シリーズ最新作を書くと作者が発表したな

 

24: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)20:47:11 ID:wuK
小前亮『朱元璋 皇帝の貌』講談社文庫
明の太祖で洪武帝と呼ばれる朱元璋(1328年~1398年)の 皇帝に即位するまでの戦いを描いた作品。
食うや食わずの貧民だった朱元璋が、次第に出世して 人格が変容していく様を丁寧に描いていて好感が持てる。
だが即位後の大粛清に関しては一切描かれないので、期待してる人は注意。
この作者はタラス河畔の戦いとか趙匡胤とか 中国史好きのツボを抑えた本を書いているので、これからも読んでみたい。

 

25: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)20:50:22 ID:wuK
井上祐美子『朱唇』中公文庫
中国の花街で、時にたくましく生き、時に翻弄される女たちを描いた短編集。
時代にあまりこだわらず、中国史上のさまざまな国が舞台になる (主に後期の国が多い)。
「背信」「牙娘」などがいい感じ。
牙娘に惚れる。

 

27: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)20:56:09 ID:wuK
三国志とか、春秋戦国時代も読んでみたいけど
あんまりよくわからんのだよな
後期の歴史の方が面白いと思ってしまう

 

28: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)21:02:16 ID:7Cu
蒼穹の昴の新作が出るのか! 
嬉しいなあ 現代に近づくとフィクション展開を入れづらくなりそうで心配

 

30: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)21:03:29 ID:wuK
>>28-29
その辺どう書くんだろうね
浅田次郎のことだからうまいこと処理してくれるんだろうけど

 

33: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)21:07:46 ID:7Cu
>>30
龍玉は最終的に誰の手にわたって今に至るんだろうねえ 楽しみだ

 

31: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)21:06:45 ID:Keg
春秋戦国は書いてるの宮城谷くらいしかいないしな

 

32: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)21:07:13 ID:7Cu
始皇帝を題材にした作品は結構あるような気がする

 

35: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)21:09:28 ID:wuK
>>32
マジ? 今度探して読んでみようかな

 

34: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)21:09:09 ID:wuK
塚本青史って人も中国史けっこう書いてるから読んでみたいけど
「光武帝」が尼でボロクソ評価だからためらってる
「李世民」は評判いいみたいだけど

 

36: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)21:12:56 ID:7Cu
amazonで「始皇帝 小説」で検索したら色々出てきた

 

38: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)21:14:26 ID:wuK
>>36
陳舜臣とかも書いてるのか!
知らなかった、サンクス

 

37: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)21:13:35 ID:DxG
自分のお勧めは安能務の「春秋戦国史」とか「三国演義」
翻案した封神演義を読んでればわかるだろうけど
斜に構えたというか、 「建前はこうだけど本音はこうなんだよっ」って登場人物がいいまくる作品。
たとえば三国演義だと、呂布とさん兄弟が戦うとき「3人がかりなら 斃せそうだけど、安売りしたくないし手を抜きつつ派手に戦おう」 とか相談したり。
あと張飛が一番頭がいい。
春秋戦国はいわば短編集だけど、どれも「ひねくれた解釈だなぁ」 と思いつつ、云われてみればそうだな、と思うような話がいっぱい。

 

39: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)21:15:23 ID:wuK
>>37
安能務は封神演義が誤訳指摘されてたけど
その作品は大丈夫?
斜に構えた登場人物たちワロス

 

42: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)21:21:27 ID:DxG
>>39
誤訳というか、ナタの読み方がナタクになってる、とかそんなんだよね あと2次創作に近いとか。
三国演義も、岩波の三国志と読み比べると、解釈にかなり違いあるけど、 でも話の流れが違うわけじゃないから、自分は平気。
吉川英治だって北方だって、自分なりに解釈加えてるんだし。
解説は安能流だけど、それもそういう見方もあるよね、と楽しめる。
劉備の漢皇帝即位宣言なんてクソミソの解説で笑える

 

43: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)21:23:40 ID:wuK
>>42
教えてくれてサンクス
安能務に偏見持ってたけど読んでみたくなった
劉備の即位クソミソ読みたいわーw

 

40: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)21:17:31 ID:Keg
宮城谷の「楽毅」「青雲はるかに」面白いけど
終盤にかけて尻すぼみになっちゃうのがなあ

 

41: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)21:18:39 ID:wuK
>>40
楽毅、本屋で見かけたけどスルーしたんだった
今度読んでみようかな それにしても宮城谷昌光はそのへんの時代が好きだね

 

44: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)21:34:44 ID:wuK
そろそろ人がいないかな
みんな読んでくれて&教えてくれてサンクス
三国志以外も中国史は面白いから是非読んでくれ

 

45: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)21:35:17 ID:5mz
井上靖2冊ほど挙げてるけど
俺が一番好きなこの人の歴史ものは風濤 元寇を高麗視点から書いてる小説だから厳密には中国史小説ではないけど
誰を描きたかったのかと言えば奴だから
奴が誰か言ったらネタバレになるから言わないけど

 

47: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)21:38:12 ID:wuK
>>45
閉めた後だが、井上靖かなり好きなんだけど
歴史ものは全部読んだつもりでいたが、孔子と風濤はまだだった…
今度読むわ  
 
48: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)21:39:20 ID:vE0
塚本曹操と仲達は面白かった

 

49: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)21:41:03 ID:wuK
>>48
塚本青史はなんか悪役というか奸雄系は面白いって聞いたな 俺
小説を読むときは尼で評判調べて読む本を決めるんだけど
そういうのやめてなんでも読んでみるか…

 

50: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)21:46:59 ID:5mz
>>井上靖は文章が乾いているので好き嫌いが別れるかも(俺はかなり好き)
この人はドラマティックな展開ではなく淡々と歴史の流れを汲み取って書いてるのが良いよね

 

51: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)21:50:29 ID:wuK
>>50
そうそう
しかも淡々としてるはずなのにものすごい迫力を持って 文章が迫ってくる時がある 中国ものじゃないけど
『額田女王』とか特にそうだった
あと井上靖で中国系といえば『敦煌』あったな
読んだのに紹介するの忘れてた…

 

52: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)21:56:17 ID:8KE
ワイ大好きなこの本、これで古代中国好きになった
戦前のシナ大陸の混沌な空気がほんとプンプンしてる
岡本綺堂の中国怪奇小説集 諸星大二郎もこれが大好きで
水滸伝+これな味付けで 諸怪志異って漫画も描いてる
こっちもお勧め

 

53: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)22:00:16 ID:DxG
>>52
中国史ではなく怪異譚だから上げなかったけど、自分も好き
いまじゃ青空文庫で読めます

 

54: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)22:11:01 ID:wuK
>>52-53
へーそんな本もあるのか
小説の元ネタとかになってそうだなあ
青空文庫様様だな

 

55: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)22:12:59 ID:lkS
中国史興味あるけど
言葉が分らなくて読めないんだよね

 

56: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)22:25:08 ID:vE0
>>55
本は日本語

 

57: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)22:25:56 ID:lkS
>>56
まず地名が全然分からん
どっからどう移動したとかホント入ってこない

 

58: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)22:26:33 ID:vE0
>>57
そんなんその場がどこか分かれば三国志は問題ない
気になるなら三国志のゲームやってみるといいよ

 

60: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)22:32:46 ID:lkS
>>58
その場がどこかすら知らない
>>58が言うようにゲームで覚えるといいんだろか

 

61: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)22:46:05 ID:wuK
>>60
地名を覚えるのにゲームは有効かもしれんが
そのためにゲームを買うっていうのもなんか本末転倒だよな…

 

64: 名無しさん@おーぷん 2016/09/20(火)01:12:42 ID:dss
>>60
三国志11とか9あたりがおすすめ
マップが一枚だから分かりやすいし、何より安い

 

59: 名無しさん@おーぷん 2016/09/19(月)22:26:57 ID:wuK
>>57
地図がついてる本を読んでみたら?
ただ細かい地名は載ってなかったり、地図自体ない本もあるけど

 

引用元


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